【TBJ】自己組織化:分子の秘密から学ぶ新たな組織のカタチ

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チームビルディングマガジン
www.teambuildingjapan.com
419号       2023.11.30
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こんにちは。チームビルディングジャパン瀬田すみ恵です。
お読みいただきありがとうございます。
(はじめましての方は、はじめまして*^-^*)

チームビルディングジャパンは、「河村甚」というオーナーシェフがいるお店のようなものです。
オーナーシェフである河村甚が持つ存在感と独自のこだわりの再現を、他のファシリテーターやコーディネーターが試みています。
その背景には、オーナーシェフの強い信念とそれを支えるチームの絆があります。

今回は「自己組織化」についてチームビルディング視点で河村が解説します。
社会の変化に適応できる力を付けていきましょう。

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■ 河村甚の『 チームの社会科 』
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 〜 自己組織化:分子の秘密から学ぶ新たな組織のカタチ〜

「自己組織化」。この言葉は、一見難解に感じるかもしれませんが、私たちの身の回りで繰り広げられている奇跡のひとつです。シンプルなルールを持った分子が集まり、驚くような規律を持った組織を形成するその原理は、人々が一緒に働く組織の構築にも深く関わっています。

自然の中で、分子一つ一つは、独自のシンプルなルールを持ちます。一見、個別には無関係に見えるそれらのルールが組み合わさることで、不思議なことに、組織としての強力な機能を発揮します。この奇跡のような現象は、私たちの社会や組織の中での人々の振る舞いにも通じる部分があります。

多くの組織で、上からの指示やマイクロマネジメントが一般的ですが、自己組織化の考え方を取り入れると、新しい視点が生まれます。人々が持つシンプルなルールや規範、共有するバリューやパーパスを根底に、チームは自発的に、そして自律的に動き出します。

このような組織の中で、リーダーの役割も変わります。リーダーは全体を統括する存在ではなく、個々のメンバーが持つ「シンプルなルール」を共有し、サポートする方向へとシフトします。

チームビルディングジャパンでは、この考え方を深く取り入れています。我々が大切にしているのは、ただの業者としての関係性ではなく、クライアントと一緒になってチームを形成すること。そのために、相手を深く理解し、時には煩わしく感じるかもしれない質問を重ねる。その結果として、真のパートナーシップが生まれ、一緒に目標に向かって進むことができるのです。

また、非日常的な体験を通して、日常のルーチンや習慣を変えること。新しい視点やインパクトをもたらすことで、組織文化そのものを変革していく。これが、我々の持つ信念であり、日々の活動の中で大切にしている価値です。

結局のところ、人々が持つシンプルなルールや規範が、強力な組織を作り上げる鍵となるのです。自己組織化の考え方は、新しい時代の組織作りにおいて、必要不可欠なものとなるでしょう。
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■ 編集後記
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2023年も残すところあと1か月となりましたね。
年末の仕事の忙しさと並行して
忘年会の名のもとに集まる場も増えて
12月のスケジュールは密になりがち。
忙しさに流されて疲れを溜めないように気をつけましょうね。

***河村甚の『チームの社会科』次回もお楽しみに***
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代 表 取 締 役  河 村  甚
メルマガ編集長  瀬田すみ恵
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【TBJ】対話で開く未来への扉 – SDGsへの道筋と組織の進化

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チームビルディングマガジン
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418号       2023.11.16
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こんにちは。チームビルディングジャパン瀬田すみ恵です。
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河村甚コラム「チームの社会科」では、
組織づくりに取り組むみなさんにぜひ知っておいていただきたい、
社会で起こっている変化や事実をチームビルディング視点で河村が解説していきます。
社会の変化に適応できる力を付けていきましょう。

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■ 河村甚の『 チームの社会科 』
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 〜対話で開く未来への扉 – SDGsへの道筋と組織の進化 〜

ここ数年、SDGs(持続可能な開発目標)が随分普及してきました。この目標は、貧困の撲滅、良質な教育の普及、地球環境の保全など、多岐にわたります。以前は「よくわからない」「何をすればよいのか」といった企業も多かったと思いますが今では多くの企業が「我々の事業はSDGsの○番と○番に取り組んでいます」と発信するようになってきました。壮大な目標に対して一企業の小さな一歩からでも取り組み始める、そういった企業が増えてきたというのは大きな変化です。

SDGsへの取り組みは、多くの場で実践されていますが、疑問を抱く声も存在します。それでも、「目指す先を明確にする」「まずは広く知ってもらう」といった最初のステップは成功していると言えるでしょう。ここで次のステップへ進むために大切なのは、目標に向かう際の「対話」です。
変革を行う時の対話には3つの効果があります。「話し合いの成果」「テーマについての理解の促進」「当事者意識の醸成」です。

話し合いの成果
多くの話し合いはその「成果(アウトプット)」を目的に行われます。多様なメンバーの多様な視点、思い、知識などがかけ合わさって話し合いの成果が生まれます。具体的に何ができるのか?新しいアイデアや工夫などが生み出されます。

テーマについての理解の促進
自分の意見だけでなく様々な人たちの意見、知識を聞くことからテーマについての理解が促進されます。最初は詳細を理解していなくても、対話を通じて知識が増え、理解が深まっていきます。たとえば、気候変動に関する目標について話し合う中で、その重要性や具体的な行動計画が明確になるのです。

当事者意識の醸成
話し合うことで当事者意識が醸成されます。これまで他人事だったとしても自分の意見を述べたり、様々な意見を聞いて思考がめぐったりすることからテーマに対しての自分なりの意見や立場が具体化していきます。

組織作り(組織開発)では例えば組織の上層部の人たちだけで話し合うのではなく、システム全体を巻き込み話し合うことが大切にされます。地球規模の話し合いとなるとなかなか難しいかもしれませんが、オンライン会議などを活用すれば実現できるかもしれません。異なる国や文化背景を持つ人々が対話を重ねることで、社会は進化していくのです。

社会全体を変えるのは大変なことですが、対話を通じて可能になります。まずは自分たちの手の届く範囲から対話を始めてみましょう。地域社会や職場での小さな対話から、大きな変化が生まれるのです。それが、組織の進化につながり、次のステップへと進むための鍵なのです。私たちは、対話を通じて、未来への扉を開くことができるのですから。

SDGsへの道は、決して簡単ではありません。しかし、対話を通じて、私たちは互いに学び、成長し、より良い未来を共に築くことができます。組織や社会全体がこのような対話を重視し、それぞれが自らの役割を果たすことで、SDGsのような壮大な目標にも一歩ずつ近づいていくのです。
www.teambuildingjapan.com/column/s018.html?mm

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■ 編集後記
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SDGsについてインタビューをした際、
じんさんがこう言っていました。

――多くの企業が各々の事業におけるSDGsの取り組みが進んでおり、
ここ数年で社会に浸透してきたことを評価できる。
その一方で、SDGsで掲げられている目標を達成するのは、
実際のところかなりの無理難題。
SDGsは社会全体で取り組む壮大な社会変革である―――と。

SDGsが広まってきた今、変革を起こし目標を達成するために、
次のステップで必要となるのは「対話」だといいます。

みなさんも身近なところから対話を始めてみませんか。

***河村甚の『チームの社会科』次回もお楽しみに***
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代 表 取 締 役  河 村  甚
メルマガ編集長  瀬田すみ恵
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【TBJ】リスキリングと変化する仕事市場

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チームビルディングマガジン
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417号       2023.11.2
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組織づくりに取り組むみなさんにぜひ知っておいていただきたい、
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 〜リスキリングと変化する仕事市場 〜

経済産業省の「未来人材ビジョン」によれば、労働市場は現在、低スキル、中スキル、高スキルの3つのカテゴリーに分かれており、その両極化が進行しています。これらのスキルカテゴリーが、今後の社会の中で異なる役割を果たし、労働者に異なる要求を突きつけています。

低スキルの仕事には、例えば運転、手仕事、対人サービス関係、清掃などが含まれます。これらの仕事は、特に新型コロナウイルスのパンデミックにおいて、エッセンシャルワーカーとして、社会に欠かせない存在となりました。人手を必要とする仕事であり、その価値は高まりました。

中スキルの仕事には、例えば事務職、販売職、製造職などが含まれます。こうした職種は、計算機スキルやデータ処理能力、コミュニケーション能力などが求められ、それに応じたスキル習得が必要です。

一方、高スキルの仕事は、技術職、専門職、管理職などで構成されています。高度な専門知識やリーダーシップスキルが求められ、高い責任を負う立場となります。

最近、リスキリング(再スキル習得)の重要性が強調されています。低スキルと高スキルの人材は、社会の変化や技術の進歩に適応し、生き残る可能性が高い一方で、中スキルの人材が組織に貢献し続けるためには、自己成長とスキルの向上が不可欠です。

AIや機械学習の進歩により、機械がますます多くの仕事をこなすようになり、今の仕事に留まるだけでは不十分です。これからの社会に求められるスキルを身につけ、変化に適応し続ける必要があります。

たとえば、プログラマーとしてのスキルも進化し続ける必要があります。一般の人がノーコードでアプリなどの開発を行えるようになることで、プログラミング技術だけでは差別化が難しくなり、専門性が求められます。技術は驚異的な速さで進化しており、今のままでのスキルや知識では生き抜くことは難しいことが明らかです。

高スキルの中でさえも、管理職と専門職の能力が求められ、名ばかりの管理職は不要とされています。変化に適応し、進化し続けるためには、個人の能力とチームビルディング力が必要です。個人のスキルだけではなく、チームを機能させる力がますます求められています。

チームビルディングも環境に応じて進化し続けますが、その本質は変わりません。チームビルディングスキルを磨くことは、これからも必要とされる人材で対応するために重要です。リスキリングの一環として、チームビルディングのスキルを向上させ、チームの力を最大限に活用することが求められます。

チームビルディングジャパンとしても、皆さんがこの重要なスキルを磨くお手伝いをしていきたいと考えています。未来に向けた準備を着実に進めていきましょう。
www.teambuildingjapan.com/column/s017.html?mm

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■ 編集後記
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秋になって夏の疲れがようやく
落ち着いてきたと思いきや

11月に入ったにもかかわらず
25℃近くまで気温が上がる日が続き

朝晩の寒暖差に体がなかなか
慣れきれずにいます。

でもここのところ、飼いネコが
毛布の中に一緒に入ってくるようになり
やっぱり秋なんだなぁと感じます。

小さくて暖かくて・・・
こうして編集後記を書いている今も
抱っこしているだけでほっこり癒されます。

みなさまも疲れをためないように
ゆったりお過ごしくださいませ。

***河村甚の『チームの社会科』次回もお楽しみに***
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