TEAM BUILDING MAGAZINE
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462号 2025.7.31
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河村甚コラム「チームの社会科」では、組織づくりに取り組むみなさんにぜひ知
っておいていただきたい社会で起こっている変化や事実をチームビルディング視
点で河村が解説します。社会の変化に適応できる力を付けていきましょう。
□■ 河村甚の『 チームの社会科 』 ■□
参院選2025をチームビルディング視点で徹底解説!
7月20日に行われた2025年参議院選挙。
今回ほど「社会が確かに動き始めている」と実感した選挙はなかったように思います。
私は普段、企業や組織のチームビルディングに関わっていますが、今回の選挙を“チームづくり”の視点で見ると、社会の大きな進化を感じます。
かつては「会社だから仕方ない」「国が決めたことだから仕方ない」と思ってしまいがちでしたが、今は「自分にできることがある」「少しでも声を出そう」と、多くの人が参加するようになりました。
これは組織づくりにおいても非常に大切な変化です。
これまで大きな声や偉い人の意見、あるいは“楽で速い”意見に流されがちだった場面が、テクノロジーの進化によって多様な意見が見える化され、小さな声や少数派の意見にも光が当たりやすくなっています。
今回の選挙では、多くの少数政党や個人の声がSNSや動画などを通じて社会に広がりました。
ネット選挙によって、これまで届かなかった意見が、しっかり社会に届くようになったのです。
少数意見や新しい発想を排除せず、みんなで考え、話し合いを重ねることでチームも社会も進化していきます。
多様な意見を“掛け算”していくことで、今まで誰も思いつかなかった答えが生まれる。まさに、今回の選挙で日本社会が“チームとして進化する兆し”を感じました。
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◆◆ 編集後記 ◆◆
瀬田すみ恵です。
今号の河村甚コラムでは、「選挙」という仕組みを、チームビルディングの視点から見つめ直してみました。
今回の参議院選挙では、期日前投票が過去最高を記録したそうです。投票所には、これまで以上に若い世代の姿が多く見られたとも。
SNSや動画配信など、情報の届き方も、声の出し方も、確実に変わってきています。
「一票」は一人ひとりの手の中にあるもの。けれど、その小さな意志が集まって、社会という“チーム”のかたちをつくっていく。そんなことを、あらためて感じた選挙でもありました。
未来のチームが、もっと希望あるものになりますように。
『チームの社会科』、次回もどうぞお楽しみに。
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