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【TBJ河村甚】創業19周年を迎えたTBJ河村甚に聞く!「チームビルディングの真髄」とは?

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TEAM BUILDING MAGAZINE
https://system.teambuildingjapan.com/a/1693G27052F
463号      2025.8.14 
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8月21日にTBJ(Team Building Japan)が創業19周年を迎えるにあたり、
今回はTBJの創業者であり代表の河村甚(じん)さんにスペシャルインタビューを敢行。
これまで探求し続けてきたチームビルディングの真髄、そして未来への熱い想いを伺いました。

□■ 河村甚の『 チームの社会科 』 ■□
創業19周年を迎えたTBJ河村甚に聞く!「チームビルディングの真髄」とは?

■「真似されるのが嬉しい」の真意とは
すみえ: 創業19周年おめでとうございます!まずは、創業から現在に至るま
でにチームビルディングに対する考え方に変化はありましたか?

じん: ありがとうございます!創業当時から根幹にある「チームビルディング
の素晴らしさを広めたい」という想いは変わらずありますね。ただ、その伝え方
やアプローチは時代と共に進化してきました。昔は「こんなに素晴らしいものが
あるのに、みんな知らないのはもったいな」という想いが強かったですね。

すみえ: じんさんの講座や記事などは、多くの企業やファシリテーターに影響
を与えてきました。TBJのプログラムが真似されることに対して、不安はあり
ませんか?

じん: 不安より、嬉しい気持ちです。むしろ、どんどん真似してほしい、パク
ってほしいと思っています。我々がこれまで探求してきたチームビルディングの
アクティビティや、「つながりこそがチームの知性」という考え方を、汎用的な
知として社会に残していきたいという想いが、年々強くなっていますね。

すみえ: じんさんらしい考え方ですね。でもビジネス的には、競合が増えてし
まう懸念もあるかと思いますが。

じん: もちろんビジネスとして成立させる必要はあります。ただ、みんなが使
えるようになることこそが、我々にとってのビジネスになるんじゃないかと考え
ています。ファシリテーターがその場で起こった「生もの」の出来事や感情を扱
って、対話を深めていく。そのプロセスを、特別なスキルではなく、誰もが身に
つけられる当たり前のものにできたらすばらしい。特に管理職の方々が使えるよ
うになれば、幸せな会社がもっと増えると思うんです。我々がやっていることを
「特別なこと」ではなくしたいんです。

■「鬼上司」からの脱却、新たな選択肢の提示
すみえ: 今でも「鬼上司」の方がいい、という考えを持つ方も少なくないです
よね。

じん: そうなんですよね。どうしても、圧でコントロールしようとする人がま
だまだ多い。もちろん、それで機能する世界や社会もあります。でも、今の社会
はそれでは立ち行かなくなってきている。そうではない別の選択肢があることを
多くの人に知ってほしいんです。

すみえ: 「鬼上司」の経験しかしてこなかった方は、他のやり方を知らない、
ということ?

じん: まさにその通りです。「キレる上司は嫌だ」「圧でコントロールするの
は嫌だ」と思っていても、強いヒエラルキーによる圧でコントロールせずに、一
人ひとりを尊重する組織運営を選択しようとしても、「それじゃただのぬるい組
織じゃない?」としか理解できない人たちも多い。ティール組織でいうレッドや
オレンジの組織から抜け出したときに、一見「ぬるい」組織に見えてしまう。そ
うではなく、一人ひとりの「らしさ」をチームとして発揮したときの力、本質的
なつながりの力を伝え広めていきたいと思っています。

■コロナ禍を経て進化したTBJの研修
すみえ: コロナ禍では、対面でのアクティビティが難しくなりました。TBJ
にとっては大きな危機でしたね…。

じん: 大変でしたね。お互いを身体的にも支え合うような接触を伴うアクティ
ビティ、向き合っての密な対話が中心だったので、対面研修が一切できなくなり
ました。ただ、この危機が我々のやり方を大きく進化させてくれたんです。

すみえ: じんさんにとって、どのような進化を感じてますか?

じん: これまでは、アクティビティを「体感」してもらい、経験からリフレク
ション(振り返り)を通じて学んでもらうことを重視していました。しかしオン
ラインではそれが難しい。そこで、なぜそのアクティビティが有効なのか、理屈
の部分を丁寧に言語化して伝えるようになりました。結果的に、体感と理屈、両
方から学ぶことができる、より奥深い研修へと進化できたと思っています。

■創業の原点から見えてきた「真実」
すみえ: 創業の原点には、元々どのような想いがありましたか?

じん: 当時は、チームビルディングやファシリテーションという素晴らしいも
のがあるのに、なぜみんな知らないんだろう、という想いが強かったです。

▼河村甚コラム続きはこちら
https://system.teambuildingjapan.com/a/1693G27052J8

◆◆編集後記◆◆

瀬田すみ恵です。
TBJは2006年、じんさんがたった一人で立ち上げたところから始まりました。
私が加わったのはその翌年、2007年のことです。

2007年8月21日の創業記念日。まだ二人きりだった頃、東京・八重洲のカ
フェでささやかにお祝いをしながら、TBJのこれからについて語り合ったのを
覚えています。
あれから18年――このメルマガも、同じ2007年8月に発信を始めて以来、
ずっと続けてくることができました。

こうして続けてこられたのは、読んでくださるみなさまのおかげです。
心より、ありがとうございます。

そしてこれからも、どうぞよろしくお願いいたします。

次回もどうぞお楽しみに。

▼コラムライブラリーはこちら
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