TEAM BUILDING MAGAZINE
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468号 2025.10.23
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河村甚コラム「チームの社会科」では、組織づくりに携わる皆さんに知っておいていただきたい、社会で起こっている変化や事実をお届けします。
チームビルディングの視点から、河村が解説します。
社会の変化に適応できる力を付けていきましょう。
□■ 河村甚の『 チームの社会科 』 ■□
ノーベル賞受賞!イノベーションはどのように生まれ、進化するのか?
2025年のノーベル経済学賞は、「イノベーション主導の経済成長を解明した功績」に対して授与されました。
スウェーデン王立科学アカデミーは発表の中で、「経済成長は自明ではない。創造的破壊を支える仕組みを保ち続けなければ、社会は再び停滞に陥る」と述べています。
つまり、イノベーションは単に技術の問題ではなく、変化を受け入れ、対立を建設的に乗り越える社会の構造そのものにかかっているということです。
「進化を促す環境」には共通する特徴があります。
●適度な競争:競争が強すぎず、弱すぎず、企業が挑戦を続ける“創造的緊張”がある。
●参入と退出の自由度:新しい企業が入り、古い企業が自然に去れる流動的な市場。
●公正で信頼できる制度(法・契約・特許):努力や成果が正当に保護されるルールがある。
●人的資本の流動性:人材や知識が組織間を行き来し、再結合が起こる。
●政策の柔軟性:国家や行政の方針が一方向に固定されず、多様な試みを許容する。
●知識の累積と共有:発明が個人のものではなく、社会の資産として蓄積・開放される。
●批判と対話の許容(文化的寛容性):権威や前提を疑い、自由に議論できる環境。
●多様性と寛容:異なる考え・宗派・学問・文化を許容する社会では、知識の再結合が起こりやすく、革新が連続する。
こうした環境が整ったとき、イノベーションは生まれ、持続的に成長していきます。
私たちチームビルディングジャパンが取り組む「有機的組織づくり」も、まさにこの考え方に重なります。人と人がつながり、意見が混ざり合い、試行錯誤を通じて新しい価値が生まれていく。固定化された役割や上下関係ではなく、信頼と自由の中で組織が進化していく。その姿は、経済の創造的破壊と同じ構造を持っています。
今回のノーベル経済学賞のニュースを見て、まさに私たちが扱っている有機的組織と直結する「環境と進化」についての功績が評価されての受賞だったので嬉しくなりました。
イノベーションは、天才のひらめきではありません。環境の中で起こるものです。変化を拒むのではなく、変化の中に次の可能性を見いだす。その積み重ねこそが、組織も社会も持続的に成長させていく力になるのです。
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□■ 講座等のご案内 ■□
【10/29|チームビルディング勉強会@オンライン】
<こんな方におすすめ>
・チームや組織づくりに課題を感じている方
・メンバーが自律的に動くチームをつくりたい方
・リーダーシップや組織文化の変革に関心のある方
日時:2025年10月29日(水)19:00〜20:30
会場:オンライン開催(Zoom)
参加費:2,000円
▶お申込み・詳細はこちら
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【10/31|無料体験会|デール・カーネギー流 ダイバーシティプログラム】
<こんな方におすすめ>
・部門長やグループ会社トップ間のコミュニケーション不足を感じている経営者の方
・次世代リーダー育成や組織開発を担当されている方
・ダイバーシティ推進を担う人事・企画部門の方
日時:2025年10月31日(金)10:00〜17:00
会場:リソルの森
費用:無料
▶詳細・お申込みはこちら
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【11/6|ウェビナー「不確実性の時代にイノベーションを起こす方法」】
<こんな方におすすめ>
・「新しい発想が出ない」と感じているマネジャー・経営層の方
・会議や対話の場に停滞感、形式的な雰囲気を感じている方
・チームビルディングジャパンのプログラム導入をご検討中の方
日時:2025年11月6日(木)13:00〜13:30
会場:アーカイブ配信(Zoom)
費用:無料
▶詳細・お申込みはこちら
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◆◆ 編集後記 ◆◆
瀬田すみ恵です。
10月末から11月にかけて、
チームビルディング勉強会やウェビナー配信、
三社合同でのプログラム無料体験会など、
学びと交流の機会が続きます。
秋は、何かを始めたり、じっくり考えたりするのにちょうどいい季節ですね。
お忙しい日々の中とは思いますが、
気になるテーマがありましたら、ぜひ気軽にのぞいてみてください。
みなさんとお話しできる時間を楽しみにしています。
『チームの社会科』を次回もお楽しみに。
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