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チームビルディングマガジン
www.teambuildingjapan.com
423号 2024.1.25
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河村甚コラム「チームの社会科」では、
組織づくりに取り組むみなさんにぜひ知っておいていただきたい、
社会で起こっている変化や事実をチームビルディング視点で河村が解説していきます。
本年も社会の変化に適応できる力を付けていきましょう。
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■ 河村甚の『 チームの社会科 』
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〜 生まれ変わるコミュニティ。新しい時代の社会の形 〜
2023年は、技術革新と社会変革の波が激しく押し寄せた年でした。コロナウイルスの影響が薄れ、日常生活に新たな変化が訪れました。マスクの着用、オフィスでの作業環境など、以前は当たり前だったことが再考され、新しい時代の幕開けを感じさせました。
この年の最大のトピックの一つは、間違いなくAI技術の進歩です。特に生成AI、例えばチャットGPTのようなツールが、私たちの生活やビジネスに深く根ざし、可能性の広がりを見せました。これらのツールは、使いやすさと実用性を兼ね備え、人々の日常に不可欠な存在になりつつあります。
技術の発展だけでなく、社会の変化の速度にも目を見張るものがあります。この速度に適応するためには、組織の在り方を根本から見直す必要があります。不確実性が高まる中で、生き物のように進化し続ける組織を作り上げることが求められています。
このような状況の中、重要な概念が「チーム」と「コミュニティ」です。短期的な目標を持つ「チーム」と、長期的に継続する関係性を重視する「コミュニティ」。どちらも重要ですが、不確実性が高い現代においては、昔ながらのコミュニティとは異なる、新しい形のコミュニティが必要になると考えています。
たとえば、地域コミュニティでは、新旧のメンバーが交流し、互いに影響を与え合いながら、柔軟に変化していく必要があります。これを実現するためには、従来のピラミッド型構造の組織ではなく、フラットな組織構造が求められます。
地域のつながりや、新旧住民の関係性の構築は、未知の課題や災害時において、強固なコミュニティを作る鍵となります。災害時には、コミュニティが明確な目標を持ち、チームが生まれます。協力して困難を乗り越えていくのです。
また、人口減少が進む中では、人々の個性を生かした有機的なつながりを持つことが、より重要になっています。
新しい時代には、新しい形のコミュニティが求められます。若い世代は、従来の封建的な地域コミュニティを敬遠する傾向がありますが、コミュニティ自体が不要になったわけではありません。新しい時代のニーズに合った、新しいタイプのコミュニティを形成することが、これからの社会において重要です。
コロナ禍を通して、環境が大きく変化する中で、新しいコミュニティの形成の重要性を学びました。個々の強みを活かし、共に成長し支え合うコミュニティの価値は、これからの社会でさらに増すことでしょう。新しい時代に適応し、進化を続けるコミュニティは、不確実性の中でも、私たちの生活を豊かにし、支えてくれる存在となるはずです。
www.teambuildingjapan.com/column/s023.html?mm
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■ 編集後記
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本日のコラムで、
「個々の強みを活かし、共に成長し支え合う
コミュニティの価値は、これからの社会でさらに増す」
とじんさんが言っていました。
「コミュニティ」と一口に言っても、
さまざまなコミュニティがありますが、
私にとって欠かせないコミュニティといえば
家庭(1stプレイス)でも職場や学校(2ndプレイス)でもない、
第三の場、3rdプレイスです。
家族が大好きですし、仕事もやりがいがありますが、
血縁ではないけれどまるで家族や親族のような仲間と過ごす
家庭のようにあたたかな居場所があることは
心豊かに人生を暮らすために必要不可欠です。
すべての人に3rdプレイスを。
あなたにとって快適で、楽しくて、大切な居場所がある、
そのような社会が実現しますように。
***河村甚の『チームの社会科』次回もお楽しみに***
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