対話がチームを進化させる、新しい意思決定のかたち
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TEAM BUILDING MAGAZINE
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464号 2025.8.28
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河村甚コラム「チームの社会科」では、組織づくりに取り組むみなさんにぜひ知
っておいていただきたい社会で起こっている変化や事実をチームビルディング視
点で河村が解説します。社会の変化に適応できる力を付けていきましょう。
□■ 河村甚の『 チームの社会科 』 ■□
人的資本経営のカギは“数字”じゃない。組織を変えるのは対話だ
近年人材育成や組織づくり界隈では「心理的安全性」や「ダイバーシティ＆イン
クルージョン（D＆I、DEI)」、そして「人的資本経営」といった言葉が注
目を集めています。特に上場企業には人的資本の情報開示が求められ、経営課題
の最前線で語られるようになりました。
けれども、多くの企業が直面しているのは「では、具体的に何をどうしたら良い
のか」という戸惑いです。
そこで欠かせないのが「対話」です。
「対話」と聞くと、多くの方が「まあ話し合ったり、意見を聞いたりすることね
」とイメージされます。けれども、それは“会議”や“議論”の範疇にとどまっ
ており、本当の意味での対話とは異なります。
議論は「結論を出すこと」を目的に進みますが、対話は「聴くこと」から始まり
ます。ここにこそ、人的資本経営に直結する価値があるのです。
人的資本経営では、エンゲージメントや女性管理職比率といった数値指標が扱わ
れます。しかし数字だけでは「本当に人を大切にしているのか」「組織がどう変
わっているのか」を十分に伝えることはできません。
求められているのは“ナラティブ”、つまり物語として伝わるものにすることで
す。
ここで力を発揮するのが対話です。
対話の場で生まれる小さな気づきや率直な本音の言葉は、組織の変化を物語る証
しとなります。
「メンバー同士の背景に持っている価値観も伝わってきて、信頼できるようにな
った」「仕事さえこなせば余計なことは言わない方がいいでしょと思って言わな
かった意見を話せた」「経営層が社員の声を本当に聴くということを実践できる
ようになった」──こうしたエピソードは、人的資本を“生きた資産”として扱
っていることを示す、かけがえのない材料になるのです。
さらに、対話そのものが人的資本を育てる営みでもあります。
安心して意見を言える心理的安全性は、対話を通じて培われます。
多様なバックグラウンドを持つ人材の強みを引き出すのも、対話から始まります
。
そして、先の見えない時代に進むべき方向を見いだすのも、対話を通じた集団的
知性の力です。
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□■ 無料セミナー案内 ■□
【無料ウェビナー】人材課題の“対症療法”から抜け出すには？
対話がチームを進化させる、新しい意思決定のかたち
「会議では意見が出ない」「トップダウンや多数決ではうまく進まない」「チー
ムに“話せない空気”がある」……そんな人材・組織課題に対し、「心理的安全
性」「関係性の質」「対話」をキーワードに、根本から変えるアプローチとして
注目されているのが「対話による意思決定」です。
今回の無料ウェビナーでは、
・トップダウン／多数決など、よくある意思決定パターンの限界
・不確実な時代にチームが陥る“決められない空気”の正体
・対話によって、チームがどのように変化し、前に進み始めたか
──などを、事例とともにご紹介します。
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【こんな方におすすめ】
●組織の意思決定・関係性に課題を感じている方
●心理的安全性・対話に関心のある人事・マネジメント層の方
●チームビルディングジャパンのプログラムの導入をご検討中の方
【講師紹介】
株式会社チームビルディングジャパン
代表取締役ファウンダー 河村甚
【開催概要】
主催：株式会社チームビルディングジャパン
日時：2025年9月4日13:00-13:35
受講方法：Zoomによるウェビナー開催です。お申し込み後、別途参加用UR
Lをお送りいたします。参加者の皆様の顔出しはございません。
参加費：無料
定員：100名 (定員になり次第締切)
お申し込みはこちら
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◆◆編集後記◆◆
瀬田すみ恵です。
対話の中心にあるのは「相手を理解する」こと。
ところが、議題を決めて結論を出すための議論や打ち合わせの場はあっても、
相手を理解するために耳を傾ける話し合いの場は、実はなかなかありません。
だからこそ、大切にしていきたいと強く思いました。
チームビルディングジャパンでは、対話を通じた人を活かす組織づくりのサポー
トを行っています。導入についての個別相談は、ぜひ下記よりお申し込みくださ
い。
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『チームの社会科』を次回もお楽しみに。
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https://system.teambuildingjapan.com/a/1693G31813B1/95
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チームビルディングマガジン
発行元：株式会社チームビルディングジャパン
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