【TBJ】グローバルチームが教えてくれる、ダイバーシティへの新しい理解

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チームビルディングマガジン
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426号       2024.3.7
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河村甚コラム「チームの社会科」では、
組織づくりに取り組むみなさんにぜひ知っておいていただきたい、
社会で起こっている変化や事実をチームビルディング視点で河村が解説していきます。
本年も社会の変化に適応できる力を付けていきましょう。

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■ 河村甚の『 チームの社会科 』
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 〜 グローバルチームが教えてくれる、ダイバーシティへの新しい理解 〜

日本における多文化間のダイバーシティは、一見すると挑戦的に映るかもしれません。異なる文化や価値観、言語といった壁があり、これらの違いをどう受け入れ、理解し、共存していくかは大きな課題です。しかし、これらの違いは実は、日本社会におけるダイバーシティ推進の「入り口」として、大変効果的な役割を果たしています。

日本は長らく均質性を重んじる文化が根強くありましたが、グローバル化の流れの中で、多文化間の交流は避けられない現実となっています。海外から来た人々との生活や仕事での接点は、日本人にとって新鮮で、時には驚きの連続かもしれません。しかし、この「違い」に直面することは、私たちがダイバーシティという概念をより深く、具体的に理解するための最初のステップです。

異なる文化の人々と接することで、初めは驚かされるかもしれない違いも、「外国人だから」というシンプルな理由で受け入れやすくなります。例えば、海外でのベビーカーへの対応の違いなどは、日本と他国との間の文化的な違いを象徴する一例です。このような経験は、日本社会における多文化間のダイバーシティを理解し、受け入れるための具体的な事例となります。

▽河村甚コラムのつづきはこちら
www.teambuildingjapan.com/column/s025.html?mm

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■ 編集後記
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梅、桃、桜、菜の花・・・と
春の花が次々と目を楽しませてくれています。

新入社員研修シーズンがいよいよ来月に近づき
ちょっとワクワクソワソワした気持ちです。

年度末でお忙しい方も多いことと存じます。
体調にはどうぞお気ください。
新年度に向けて徐々にウォーミングアップしていきましょう。

***河村甚の『チームの社会科』次回もお楽しみに***
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代 表 取 締 役  河 村  甚
メルマガ編集長  瀬田すみ恵
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【TBJ】不便益とは?ー便利を追求してきた時代から不便を楽しむ時代へ

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チームビルディングマガジン
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425号       2024.2.22
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河村甚コラム「チームの社会科」では、
組織づくりに取り組むみなさんにぜひ知っておいていただきたい、
社会で起こっている変化や事実をチームビルディング視点で河村が解説していきます。
本年も社会の変化に適応できる力を付けていきましょう。

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■ 河村甚の『 チームの社会科 』
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 〜 不便益とは?ー便利を追求してきた時代から不便を楽しむ時代へ 〜

社会の変わりゆく様子は、静かでありながらも確実に私たちの生活の中に溶け込んでいます。これからも、私たちは想像を絶する速さで変化していく世界に適応していかなければなりません。しかし、この変化を前向きに捉えることは、私たち一人ひとりの意識に深く根ざした無意識のバイアスによって、しばしば難しくなります。現状がずっと続くという安心感にしがみついてしまいがちですが、実はその安心感こそが、私たちを成長から遠ざけるかもしれません。

地震のような不測の事態を例にとっても、そのリアルな実感がわかないままに生活している私たち。しかし、社会に起こる大きな変化は、そんな安心感を揺さぶり、不確実性の高い社会へと私たちを導きます。経済成長のパラダイムが変わり、人口減少が進む中で、私たちは何を大切にしていくべきか、深く考える必要があります。

これまでの社会は、便利さと効率化を追求することで成り立ってきました。生活を楽にするためのさまざまな発明―洗濯機、食洗器、お掃除ロボット、そして最近では生成AIまで―は、私たちの生活を豊かにしてきました。これらの便利さが経済成長を牽引してきたのは事実ですが、その一方で、私たちは何か大切なものを失ってきたのではないでしょうか。

▽コラムのつづきはこちら
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■ 編集後記
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便利なのは良いこと、不便なのは良くないこととされ、
最近は仕事と同様に家事でも便利さや効率の良さが追究されがちですが、
手間暇をかけることは、そのものへの愛着を持つことにつながるように感じています。
便利さを享受しつつも、成果そのものだけに注目するのではなく、
成し遂げるまでの時間やプロセスを楽しみながら丁寧に暮らしていきたいと思います。

***河村甚の『チームの社会科』次回もお楽しみに***
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【TBJ】未来への扉を開く子どもたちの力 – 柔軟な学びが変える組織の風景

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424号       2024.2.8
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河村甚コラム「チームの社会科」では、
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社会で起こっている変化や事実をチームビルディング視点で河村が解説していきます。
本年も社会の変化に適応できる力を付けていきましょう。

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■ 河村甚の『 チームの社会科 』
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 〜 未来への扉を開く子どもたちの力 – 柔軟な学びが変える組織の風景 〜

私たちの周りで起こっている変化に目を向けてみましょう。ブラウン大学の研究者たちが、子どもたちの学びに関する発見をしました。彼らは、新しいことを驚くほど早く、そして効率的に学ぶんです。

この研究は、子どもたちの脳が新しい情報をどう迅速に取り込んでいるかを探求しています。特に、特定の神経伝達物質がこのプロセスにとても重要な役割を果たしていることが明らかになりました。

今の時代は、絶えず変化しています。そんな中で、子どもたちのように新しいことに素早く対応し、学ぶ能力が組織にとってどれだけ価値あることかを思い出させてくれます。

子どもたちは、新しい情報やスキルをとてもオープンで柔軟な心で受け入れます。彼らは、古い固定観念に縛られることなく、新鮮な目で世界を見ることができます。

私たちの組織内での学習文化も、子どもたちから学ぶことがたくさんあります。異なる世代間が尊重し合うことを通じて、お互いに学び合い、成長することができます。

子どもたちの柔軟な思考から学ぶことで、未来への道を切り開くことができます。彼らのように新しいことに素早く適応し、学ぶことが、組織を成長させ、進化させる力になります。

子どもたちのような柔軟な思考と学びの力を大切にすること。それが、我々が次の世代のためにできる、とても重要なことなのです。お互いに学び合い、共に成長することで、より豊かな未来を築くことができるでしょう。
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■ 編集後記
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チームビルディングジャパンでは
企業向けの研修が多いのですが、
12月は高校生、1月は小学生を対象として
実施する機会がありました。

チームビルディングアクティビティは
大人でも子供でも夢中になれます。
(対象者によってルールを調整したり、
インストラクションの仕方を工夫しています)

子供たちにも体験学習を通じた
チームビルディングの楽しさが
広まっていきますように。

***河村甚の『チームの社会科』次回もお楽しみに***
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代 表 取 締 役  河 村  甚
メルマガ編集長  瀬田すみ恵
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【TBJ】生まれ変わるコミュニティ。新しい時代の社会の形

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チームビルディングマガジン
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423号       2024.1.25
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河村甚コラム「チームの社会科」では、
組織づくりに取り組むみなさんにぜひ知っておいていただきたい、
社会で起こっている変化や事実をチームビルディング視点で河村が解説していきます。
本年も社会の変化に適応できる力を付けていきましょう。

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■ 河村甚の『 チームの社会科 』
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 〜 生まれ変わるコミュニティ。新しい時代の社会の形 〜

2023年は、技術革新と社会変革の波が激しく押し寄せた年でした。コロナウイルスの影響が薄れ、日常生活に新たな変化が訪れました。マスクの着用、オフィスでの作業環境など、以前は当たり前だったことが再考され、新しい時代の幕開けを感じさせました。

この年の最大のトピックの一つは、間違いなくAI技術の進歩です。特に生成AI、例えばチャットGPTのようなツールが、私たちの生活やビジネスに深く根ざし、可能性の広がりを見せました。これらのツールは、使いやすさと実用性を兼ね備え、人々の日常に不可欠な存在になりつつあります。

技術の発展だけでなく、社会の変化の速度にも目を見張るものがあります。この速度に適応するためには、組織の在り方を根本から見直す必要があります。不確実性が高まる中で、生き物のように進化し続ける組織を作り上げることが求められています。

このような状況の中、重要な概念が「チーム」と「コミュニティ」です。短期的な目標を持つ「チーム」と、長期的に継続する関係性を重視する「コミュニティ」。どちらも重要ですが、不確実性が高い現代においては、昔ながらのコミュニティとは異なる、新しい形のコミュニティが必要になると考えています。

たとえば、地域コミュニティでは、新旧のメンバーが交流し、互いに影響を与え合いながら、柔軟に変化していく必要があります。これを実現するためには、従来のピラミッド型構造の組織ではなく、フラットな組織構造が求められます。

地域のつながりや、新旧住民の関係性の構築は、未知の課題や災害時において、強固なコミュニティを作る鍵となります。災害時には、コミュニティが明確な目標を持ち、チームが生まれます。協力して困難を乗り越えていくのです。
また、人口減少が進む中では、人々の個性を生かした有機的なつながりを持つことが、より重要になっています。

新しい時代には、新しい形のコミュニティが求められます。若い世代は、従来の封建的な地域コミュニティを敬遠する傾向がありますが、コミュニティ自体が不要になったわけではありません。新しい時代のニーズに合った、新しいタイプのコミュニティを形成することが、これからの社会において重要です。

コロナ禍を通して、環境が大きく変化する中で、新しいコミュニティの形成の重要性を学びました。個々の強みを活かし、共に成長し支え合うコミュニティの価値は、これからの社会でさらに増すことでしょう。新しい時代に適応し、進化を続けるコミュニティは、不確実性の中でも、私たちの生活を豊かにし、支えてくれる存在となるはずです。
www.teambuildingjapan.com/column/s023.html?mm

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■ 編集後記
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本日のコラムで、
「個々の強みを活かし、共に成長し支え合う
コミュニティの価値は、これからの社会でさらに増す」
とじんさんが言っていました。

「コミュニティ」と一口に言っても、
さまざまなコミュニティがありますが、
私にとって欠かせないコミュニティといえば
家庭(1stプレイス)でも職場や学校(2ndプレイス)でもない、
第三の場、3rdプレイスです。

家族が大好きですし、仕事もやりがいがありますが、
血縁ではないけれどまるで家族や親族のような仲間と過ごす
家庭のようにあたたかな居場所があることは
心豊かに人生を暮らすために必要不可欠です。

すべての人に3rdプレイスを。
あなたにとって快適で、楽しくて、大切な居場所がある、
そのような社会が実現しますように。

***河村甚の『チームの社会科』次回もお楽しみに***
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【TBJ】データが語る未来:不確実性指数で読み解く組織変革の必要性

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チームビルディングマガジン
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422号       2023.1.11
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まずは、能登半島地震で亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げますとともに、
被災された方々にお見舞いを申し上げます。
また、羽田空港航空機事故により殉職された方々のご冥福をお祈り申し上げます。

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河村甚コラム「チームの社会科」では、
組織づくりに取り組むみなさんにぜひ知っておいていただきたい、
社会で起こっている変化や事実をチームビルディング視点で河村が解説していきます。
本年も社会の変化に適応できる力を付けていきましょう。

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■ 河村甚の『 チームの社会科 』
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 〜 データが語る未来:不確実性指数で読み解く組織変革の必要性 〜

私たちの世界は、常に変化し続けています。この変化の速度が加速している現代で、私たちに重要なメッセージを伝えている「世界不確実性指数」という統計データがあります。1990年から2023年にかけてのこの指数のデータは、私たちが直面している不確実性の増加を示しています。コロナパンデミック、経済危機、戦争、911など、世界を揺るがす大きな出来事は急激に不確実性を高めますが、それにとどまらず年々不確実性が高まってきていることがわかります。

不確実性の増加は、私たちがどのように世界を見るか、そしてどのように組織を運営するかに大きな影響を与えています。伝統的なピラミッド型の組織構造は、予測可能で安定した環境に適しています。しかし、現代のように変化が激しく、予測不可能な状況では、ピラミッド構造だけでは対応が難しくなります。

このような時代において、組織には新たな形が求められています。それは、チームメンバーがもっと自由にアイデアを出し合い、迅速に行動できるような、柔軟性と適応性のあるフラット型の組織構造です。フラット型組織では、階層の壁に阻まれることなく、メンバー一人ひとりがより積極的に関与できる環境があります。

しかし、現実には、ピラミッド型の組織を完全にフラット型に変えるのは、なかなか難しいことです。ピラミッド型には、そのメリットも多く存在します。例えば、明確な階層構造があることで、決定プロセスがスムーズになり、責任の所在がはっきりします。(フラット型でそれを実現することを目指した組織構造もありますが)

私たちはこれら二つの組織の形を上手に組み合わせる方法を見つける必要があります。ピラミッド型の基盤を壊さないまま、フラット型の柔軟性をプロジェクト型のチームなどを通じて取り入れるのです。この調和を取ることで、組織は崩壊することなく、変化に対応する柔軟性を持つことができます。

所属組織は階層構造を持ちながら、一時的な横断型のプロジェクトチームを結成し、その目的が達成されたら解散させるなど、柔軟な働き方を取り入れることが、変化への適応力を高める鍵となります。

組織は、ただ単に構造を変えるだけでなく、その思考も変える必要があります。変化を受け入れ、それを組織の成長と発展の機会として捉えることが大切です。不確実性の高い現代を生き抜くためには、私たちは互いに協力し、共に成長することが必要です。

最後に、不確実性の時代においては、組織は静的な構造から動的な適応機能へと進化する必要があります。これは、単に組織構造を変えること以上のものです。変化を恐れず、それを組織の活力とする文化を育むことが、これからの時代を生き抜く鍵です。私たちが変化に適応し、新しい世界に対応する方法を見つけ出す中で、未来は明るいものになるでしょう。
www.teambuildingjapan.com/column/s022.html?mm

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■ 編集後記
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お墓参り、年越しそば、初詣、新年会と年末年始の恒例行事を
親族と過ごす中で飛び込んできた能登半島地震や羽田航空機事故のニュースに
心が痛む年明けとなりました。
気持ちと体を整えて、今年も乗り切っていきたいと思います。
みなさま、2024年もどうぞよろしくお願いいたします。

***河村甚の『チームの社会科』次回もお楽しみに***
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【TBJ】対話の復活:ポストコロナにおけるチームビルディングジャパンの挑戦

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チームビルディングマガジン
www.teambuildingjapan.com
421号       2023.12.28
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こんにちは。チームビルディングジャパン瀬田すみ恵です。
お読みいただきありがとうございます。
(はじめましての方は、はじめまして*^-^*)

河村甚コラム「チームの社会科」では、
組織づくりに取り組むみなさんにぜひ知っておいていただきたい、
社会で起こっている変化や事実をチームビルディング視点で河村が解説していきます。
社会の変化に適応できる力を付けていきましょう。

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■ 河村甚の『 チームの社会科 』
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 〜 対話の復活:ポストコロナにおけるチームビルディングジャパンの挑戦〜

ポストコロナの新しい時代の幕開けとともに、私たちの周りの世界は、新たな色彩と形を見せ始めました。この変化の中で、私たちチームビルディングジャパンも進化してきました。コロナ禍の中でのプログラムの完全オンライン化やフルリモート勤務への移行から始まり、社会の変化に柔軟に応えるための新しいステップを踏み出しました。

2023年は、コロナによって生じた心の距離や人と人とのつながりを取り戻したいという声が段々と大きくなってきました。社会全体が、デジタルの世界でのみ繋がっていた人々に、再び対面での深いコミュニケーションと体感を伴うプログラムが求められるようになってきました。チームビルディングジャパンは、この思いに応えるべく、人と人との繋がりを大切にする研修プログラムを再び中心に据え、より充実した対面のコミュニケーションの場を提供してきました。

しかし、この変化は単に「戻る」のではなく、より豊かな「進む」への一歩です。私たちは、新しい技術や社会の動向に柔軟に対応し、常に進化を続けるというその根本的な姿勢を、この時期に改めて確かめました。コロナ禍でのオンラインとポストコロナにおける対面両方の研修プログラムを通じて、環境の変化を先取りしてつかみ、行動し、適応するという私たちの文化に磨きをかけていきました。

多様な意見や対立を尊重しあい、それを通じて新しい解決策やアイディアを生み出すのは大切なプロセスです。意見の違いは、互いを理解し、新たな視点を開くための貴重な機会です。激しい議論を恐れず、むしろ新しい道を切り開くための糧として受け入れることがとても大切なのです。これは、決して簡単な道ではありませんが、企業として社会に求められる存在として進化成長してゆくためには不可欠です。

2024年に向け、チームビルディングジャパンは、不確実性の高い環境に柔軟に適応できるチームとして、さらに成長してゆきます。変化を恐れず、新しいチャレンジを受け入れ、変化し続ける社会環境に適応し続けることで、先例を示していきます。

ポストコロナの時代、私たちは過去に戻るのではなく、新しい未来を切り開く力を持っています。私たちチームビルディングジャパンの一年間の歩みも、この力強い進化の物語であり、これからの時代においても、変化の中、進化し続けることの重要性を改めて学ばせてもらった経験です。
www.teambuildingjapan.com/column/s021.html?mm

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■ 編集後記
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2023年も残すところわずかとなりました。
今年もメールマガジンをお読みいただきありがとうございました。

(特に、このように編集後記まで読んでくださっているみまさま・・・!
 有難い気持ちでいっぱいです。いつもありがとうございます)

2024年はプライベートでも新しい展開がありそうで
今からわくわくしています。

不確実性の高い環境ではありますが、「チームの社会科」で学びつつ、
楽しみながら乗り切っていきたいと思います。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

***河村甚の『チームの社会科』次回もお楽しみに***
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【TBJ】変わる企業文化、若手社員の「新たな価値観」をどう受け止める?

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チームビルディングマガジン
www.teambuildingjapan.com
420号       2023.12.14
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こんにちは。チームビルディングジャパン瀬田すみ恵です。
お読みいただきありがとうございます。
(はじめましての方は、はじめまして*^-^*)

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社会で起こっている変化や事実をチームビルディング視点で河村が解説していきます。
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■ 河村甚の『 チームの社会科 』
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 〜 変わる企業文化、若手社員の「新たな価値観」をどう受け止める?〜

早くも内定者に向けて企業の新しい顔となる新人たちの育成が本格化しています。人材育成を担当する方々にとって、新人たちの成長を見守るのは、まるで子どもの成長を見守る親のような心境かもしれませんね。

いつの時代も新人たちは、少し前の時代とは異なる特徴を持っています。前の世代から見るとその違いのダメなところが目立ってしまい、「最近の新人は」といつの時代も言われてきました。人材育成の方法は、主にダメな部分を直すことに重点を置いていました。
しかし、今は流れが変わってきています。それぞれの良い部分を伸ばし、個々の才能を活かすことに重きを置くようになっています。採用ページにも「働き方の多様性」や「個々の才能を活かす」などの言葉が並んでいます。

このような変化の背景には新人たちの価値観の変化があります。就職する際、昇進や給与よりも「自分の力を発揮できる仕事」を重要視したり、会社よりも社会を重視する傾向が増してきています。

企業もこの変化に対応し、採用ページなどで社会に良い影響を与える企業の取り組みをアピールするようになっています。SDGsへの取り組みなどもそうです。
しかし、表面的きれいごとを言っているだけではうまくいきません。企業が本当に社会のために真剣に取り組んでいるかを見ています。かつては会社の利益のためにはきれいごとだけでは回らないと考えられていたかもしれません。今の時代は本当に社会への本質的な貢献を求めています。

次の時代を作っていくのは常に新しい世代です。それは自社で働く人たちだけでなく、顧客も、社会全体もそうなのです。
企業はただ経験の少ない新人に教えてあげるだけでなく、彼らの価値観を理解し、受け入れる姿勢が必要です。採用ページに掲げられた理念が現場で実践されているかどうかが、彼らの企業への評価に直結します。
前の時代を作り上げてきた世代は新しい世代がよりよく生きていけるように、よりよい未来を築いていけるように導き、育てていく必要があります。

企業としては、これからの未来を見据え、新人の考え方に対して柔軟に対応する必要があります。彼らが持つ新鮮な視点は、会社にとって新たな風をもたらすことでしょう。受け入れる側が教え育てるだけでなく、理解し、彼らから学び、それを尊重することが、大切なのです。

企業の文化や環境を新しい時代を築いていく彼らと共に育てていくことが組織の進化の鍵を握っています。メンバー一人ひとりの個性や才能を大切にし、共に成長していく企業こそが新しい時代を築いていくでしょう。
www.teambuildingjapan.com/column/s020.html?mm

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■ 編集後記
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先日干し柿づくりを初めて体験してきました。
100個以上の渋柿を剥いたでしょうか・・・。
紐で吊るし、渋が抜けて甘くなるのをじっくり待ちます。

クリスマスまで待降節を楽しみ、
干し柿の出来上がりを心待ちにしつつ、
今年一年の汚れを掃い、やり残したことを完了させて
新年を迎える準備をする。

師走は忙しさばかりがつのってしまいますが、
じっくり待つ時間を大切に過ごしたいものです。

***河村甚の『チームの社会科』次回もお楽しみに***
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【TBJ】自己組織化:分子の秘密から学ぶ新たな組織のカタチ

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チームビルディングマガジン
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419号       2023.11.30
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こんにちは。チームビルディングジャパン瀬田すみ恵です。
お読みいただきありがとうございます。
(はじめましての方は、はじめまして*^-^*)

チームビルディングジャパンは、「河村甚」というオーナーシェフがいるお店のようなものです。
オーナーシェフである河村甚が持つ存在感と独自のこだわりの再現を、他のファシリテーターやコーディネーターが試みています。
その背景には、オーナーシェフの強い信念とそれを支えるチームの絆があります。

今回は「自己組織化」についてチームビルディング視点で河村が解説します。
社会の変化に適応できる力を付けていきましょう。

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■ 河村甚の『 チームの社会科 』
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 〜 自己組織化:分子の秘密から学ぶ新たな組織のカタチ〜

「自己組織化」。この言葉は、一見難解に感じるかもしれませんが、私たちの身の回りで繰り広げられている奇跡のひとつです。シンプルなルールを持った分子が集まり、驚くような規律を持った組織を形成するその原理は、人々が一緒に働く組織の構築にも深く関わっています。

自然の中で、分子一つ一つは、独自のシンプルなルールを持ちます。一見、個別には無関係に見えるそれらのルールが組み合わさることで、不思議なことに、組織としての強力な機能を発揮します。この奇跡のような現象は、私たちの社会や組織の中での人々の振る舞いにも通じる部分があります。

多くの組織で、上からの指示やマイクロマネジメントが一般的ですが、自己組織化の考え方を取り入れると、新しい視点が生まれます。人々が持つシンプルなルールや規範、共有するバリューやパーパスを根底に、チームは自発的に、そして自律的に動き出します。

このような組織の中で、リーダーの役割も変わります。リーダーは全体を統括する存在ではなく、個々のメンバーが持つ「シンプルなルール」を共有し、サポートする方向へとシフトします。

チームビルディングジャパンでは、この考え方を深く取り入れています。我々が大切にしているのは、ただの業者としての関係性ではなく、クライアントと一緒になってチームを形成すること。そのために、相手を深く理解し、時には煩わしく感じるかもしれない質問を重ねる。その結果として、真のパートナーシップが生まれ、一緒に目標に向かって進むことができるのです。

また、非日常的な体験を通して、日常のルーチンや習慣を変えること。新しい視点やインパクトをもたらすことで、組織文化そのものを変革していく。これが、我々の持つ信念であり、日々の活動の中で大切にしている価値です。

結局のところ、人々が持つシンプルなルールや規範が、強力な組織を作り上げる鍵となるのです。自己組織化の考え方は、新しい時代の組織作りにおいて、必要不可欠なものとなるでしょう。
www.teambuildingjapan.com/column/s019.html?mm

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■ 編集後記
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2023年も残すところあと1か月となりましたね。
年末の仕事の忙しさと並行して
忘年会の名のもとに集まる場も増えて
12月のスケジュールは密になりがち。
忙しさに流されて疲れを溜めないように気をつけましょうね。

***河村甚の『チームの社会科』次回もお楽しみに***
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代 表 取 締 役  河 村  甚
メルマガ編集長  瀬田すみ恵
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【TBJ】対話で開く未来への扉 – SDGsへの道筋と組織の進化

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チームビルディングマガジン
www.teambuildingjapan.com
418号       2023.11.16
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こんにちは。チームビルディングジャパン瀬田すみ恵です。
お読みいただきありがとうございます。
(はじめましての方は、はじめまして*^-^*)

河村甚コラム「チームの社会科」では、
組織づくりに取り組むみなさんにぜひ知っておいていただきたい、
社会で起こっている変化や事実をチームビルディング視点で河村が解説していきます。
社会の変化に適応できる力を付けていきましょう。

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■ 河村甚の『 チームの社会科 』
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 〜対話で開く未来への扉 – SDGsへの道筋と組織の進化 〜

ここ数年、SDGs(持続可能な開発目標)が随分普及してきました。この目標は、貧困の撲滅、良質な教育の普及、地球環境の保全など、多岐にわたります。以前は「よくわからない」「何をすればよいのか」といった企業も多かったと思いますが今では多くの企業が「我々の事業はSDGsの○番と○番に取り組んでいます」と発信するようになってきました。壮大な目標に対して一企業の小さな一歩からでも取り組み始める、そういった企業が増えてきたというのは大きな変化です。

SDGsへの取り組みは、多くの場で実践されていますが、疑問を抱く声も存在します。それでも、「目指す先を明確にする」「まずは広く知ってもらう」といった最初のステップは成功していると言えるでしょう。ここで次のステップへ進むために大切なのは、目標に向かう際の「対話」です。
変革を行う時の対話には3つの効果があります。「話し合いの成果」「テーマについての理解の促進」「当事者意識の醸成」です。

話し合いの成果
多くの話し合いはその「成果(アウトプット)」を目的に行われます。多様なメンバーの多様な視点、思い、知識などがかけ合わさって話し合いの成果が生まれます。具体的に何ができるのか?新しいアイデアや工夫などが生み出されます。

テーマについての理解の促進
自分の意見だけでなく様々な人たちの意見、知識を聞くことからテーマについての理解が促進されます。最初は詳細を理解していなくても、対話を通じて知識が増え、理解が深まっていきます。たとえば、気候変動に関する目標について話し合う中で、その重要性や具体的な行動計画が明確になるのです。

当事者意識の醸成
話し合うことで当事者意識が醸成されます。これまで他人事だったとしても自分の意見を述べたり、様々な意見を聞いて思考がめぐったりすることからテーマに対しての自分なりの意見や立場が具体化していきます。

組織作り(組織開発)では例えば組織の上層部の人たちだけで話し合うのではなく、システム全体を巻き込み話し合うことが大切にされます。地球規模の話し合いとなるとなかなか難しいかもしれませんが、オンライン会議などを活用すれば実現できるかもしれません。異なる国や文化背景を持つ人々が対話を重ねることで、社会は進化していくのです。

社会全体を変えるのは大変なことですが、対話を通じて可能になります。まずは自分たちの手の届く範囲から対話を始めてみましょう。地域社会や職場での小さな対話から、大きな変化が生まれるのです。それが、組織の進化につながり、次のステップへと進むための鍵なのです。私たちは、対話を通じて、未来への扉を開くことができるのですから。

SDGsへの道は、決して簡単ではありません。しかし、対話を通じて、私たちは互いに学び、成長し、より良い未来を共に築くことができます。組織や社会全体がこのような対話を重視し、それぞれが自らの役割を果たすことで、SDGsのような壮大な目標にも一歩ずつ近づいていくのです。
www.teambuildingjapan.com/column/s018.html?mm

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■ 編集後記
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SDGsについてインタビューをした際、
じんさんがこう言っていました。

――多くの企業が各々の事業におけるSDGsの取り組みが進んでおり、
ここ数年で社会に浸透してきたことを評価できる。
その一方で、SDGsで掲げられている目標を達成するのは、
実際のところかなりの無理難題。
SDGsは社会全体で取り組む壮大な社会変革である―――と。

SDGsが広まってきた今、変革を起こし目標を達成するために、
次のステップで必要となるのは「対話」だといいます。

みなさんも身近なところから対話を始めてみませんか。

***河村甚の『チームの社会科』次回もお楽しみに***
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【TBJ】リスキリングと変化する仕事市場

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チームビルディングマガジン
www.teambuildingjapan.com
417号       2023.11.2
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こんにちは。チームビルディングジャパン瀬田すみ恵です。
お読みいただきありがとうございます。
(はじめましての方は、はじめまして*^-^*)

河村甚コラム「チームの社会科」では、
組織づくりに取り組むみなさんにぜひ知っておいていただきたい、
社会で起こっている変化や事実をチームビルディング視点で河村が解説していきます。
社会の変化に適応できる力を付けていきましょう。

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■ 河村甚の『 チームの社会科 』
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 〜リスキリングと変化する仕事市場 〜

経済産業省の「未来人材ビジョン」によれば、労働市場は現在、低スキル、中スキル、高スキルの3つのカテゴリーに分かれており、その両極化が進行しています。これらのスキルカテゴリーが、今後の社会の中で異なる役割を果たし、労働者に異なる要求を突きつけています。

低スキルの仕事には、例えば運転、手仕事、対人サービス関係、清掃などが含まれます。これらの仕事は、特に新型コロナウイルスのパンデミックにおいて、エッセンシャルワーカーとして、社会に欠かせない存在となりました。人手を必要とする仕事であり、その価値は高まりました。

中スキルの仕事には、例えば事務職、販売職、製造職などが含まれます。こうした職種は、計算機スキルやデータ処理能力、コミュニケーション能力などが求められ、それに応じたスキル習得が必要です。

一方、高スキルの仕事は、技術職、専門職、管理職などで構成されています。高度な専門知識やリーダーシップスキルが求められ、高い責任を負う立場となります。

最近、リスキリング(再スキル習得)の重要性が強調されています。低スキルと高スキルの人材は、社会の変化や技術の進歩に適応し、生き残る可能性が高い一方で、中スキルの人材が組織に貢献し続けるためには、自己成長とスキルの向上が不可欠です。

AIや機械学習の進歩により、機械がますます多くの仕事をこなすようになり、今の仕事に留まるだけでは不十分です。これからの社会に求められるスキルを身につけ、変化に適応し続ける必要があります。

たとえば、プログラマーとしてのスキルも進化し続ける必要があります。一般の人がノーコードでアプリなどの開発を行えるようになることで、プログラミング技術だけでは差別化が難しくなり、専門性が求められます。技術は驚異的な速さで進化しており、今のままでのスキルや知識では生き抜くことは難しいことが明らかです。

高スキルの中でさえも、管理職と専門職の能力が求められ、名ばかりの管理職は不要とされています。変化に適応し、進化し続けるためには、個人の能力とチームビルディング力が必要です。個人のスキルだけではなく、チームを機能させる力がますます求められています。

チームビルディングも環境に応じて進化し続けますが、その本質は変わりません。チームビルディングスキルを磨くことは、これからも必要とされる人材で対応するために重要です。リスキリングの一環として、チームビルディングのスキルを向上させ、チームの力を最大限に活用することが求められます。

チームビルディングジャパンとしても、皆さんがこの重要なスキルを磨くお手伝いをしていきたいと考えています。未来に向けた準備を着実に進めていきましょう。
www.teambuildingjapan.com/column/s017.html?mm

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■ 編集後記
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秋になって夏の疲れがようやく
落ち着いてきたと思いきや

11月に入ったにもかかわらず
25℃近くまで気温が上がる日が続き

朝晩の寒暖差に体がなかなか
慣れきれずにいます。

でもここのところ、飼いネコが
毛布の中に一緒に入ってくるようになり
やっぱり秋なんだなぁと感じます。

小さくて暖かくて・・・
こうして編集後記を書いている今も
抱っこしているだけでほっこり癒されます。

みなさまも疲れをためないように
ゆったりお過ごしくださいませ。

***河村甚の『チームの社会科』次回もお楽しみに***
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